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伝え方を変えて、嘘つきを やめる方法


女の子 の コミュニケーション 嘘 を やめる 伝え方

 
中学生の 不登校 要因の一つである、人間関係。
中でも 女の子のコミュニケーションは、伝え方の違いで、「嘘つき」になってしまう場合もあります。
 
しかし、伝え方が変わると、人間関係がスムーズになり、不登校も改善へと向かいます。
 
そこで今回は、コミュニケーションスキルの中の
「伝え方を変えて、嘘つきを やめる方法」をお伝えします。
 

目次
1.女の子のトラブル要因
2.「嘘も方便」を多用していませんか?
3.「嘘」が多いと、孤立する
4.善悪をわかり易く伝える

 


 女の子の トラブル要因


 
女の子の 人間関係は、「コミュニケーション」を とても重視します。
 
そのため、「伝え方」「表情」「声のトーン」「タイミング」等、さまざまな表現方法(伝え方)に 敏感です。
 
ただ、そもそもコミュニケーションというのは、
「自分の話を、相手がどう思うのか? どう捉えるのか?」は、実際のところ、相手にしか分かりません。
 
ですから、本人は優しさのつもりで、「嘘」という意識がなくした話でも、
受け手によっては、「嘘をつかれた!」と、思わせてしまう場合があるんです。
 
そして「嘘をつかれた!」と、思い込んでしまった相手は…
 
・私をバカにした!
・私を大切にしてくれなかった!
・私を裏切った!
 
などと怒らせているんですね。
 
すると、その復讐として、「悪口」「無視」「仲間外れ」「いじめ」等、人間関係のトラブルを招いているケースは、少なくありません。
 
また、このようなトラブルの原因は…
 

「私は○○と言ったから、相手に伝わっていると思ってた」
「聞いたような気もするけど、覚えてない(聞き流した)」
 
「あの時、伝えようとしたのに、聞いてくれなかった」
「聞いたけど、そんな大変なこととは、思ってなかった」等々… 

 
お互いの認識の違い(誤解)から、水掛け論 や 感情論になる場合が多く、
「解決が進まない」という特徴もあります。
 
そのため、時間ばかりが過ぎてしまい、記憶も曖昧になったり、自分の都合のいいように、記憶の置き換えが起きたりと、お互いの真意は 伝わらないまま。
 
これでは、いつまで経っても 対立関係の平行線が続き、心地よい人間関係は作れませんよね。
 
そこで、極力 相手に誤解をされずに、嘘でもない、「相手に伝わる 伝え方」をマスターしていきましょう!
 
そのためにまずは、ご家庭でのコミュニケーションで、練習する必要があるんです。
 
では早速、普段の会話から振り返って考えてみたい、と思います。
 


 「嘘も方便」を 多用していませんか?


女子 の コミュニケーション 嘘も方便
 
 
不登校に悩むお子さんのご家庭では、親御さんの思いやりや優しさから、「嘘も方便」が、多用され過ぎている傾向があります。
 
これは、お子さんを大切に思うあまり、「嫌なこと」や「悪い(ネガティブな)こと」を言わない。
 
あるいは、「事実を伏せてしまうこと」等です。

例えば、お子さんの国語のテストが(100点満点中)29点だった場合。
親御さんは、やる気を失って欲しくなくて、「頑張ったね♪」なんて褒めたとします。
 
「褒めて育てたい」「失敗を恐れて欲しくない」等の 親御さんの気持ちは十分分かります。
 
でも、果たして29点は、真剣に頑張った といえる点数でしょうか?

おそらく、お子さん本人は、「真剣に勉強しなかった」「頑張らなかった」
「叱られても仕方ない」ということを、一番 自覚しているはず。
 
ところが、そのことに親御さんは、一切触れません。
それどころか、ニッコリ微笑んで見せるかも知れませんね。
 
でも、親御さんの本音は、「なんで、こんな点数なの?」と、腹の中ではガッカリしていますから、気づかぬうちに 態度に出ています。
 
すると、「口で言っていること」と「態度」が矛盾する違和感を、お子さんは敏感にキャッチ!そして、混乱が生じるんです。
 
その結果、善悪の区別が つかなくなる。
 
あるいは、本音の気持ちを隠すのは、優しさや気遣いだから、「嘘をついてもいいんだ!」と思うようになるのですね。
 
とはいえ、人が亡くなった時 や 残酷な事件等、その人との関係性・内容・タイミングによっては、お子さんへのショックを配慮し、真実を伝えないケースもあります。
 
ただそれらは、子どもが大人にならないと、本当の意味での理解ができませんので、臨機応変な対応が必要とされる 「例外」です。
 
これらの例外を除いて、ご家庭内で常時「嘘も方便」を 多用することは、お子さんの善悪の基準を曖昧にするだけに留まらず、
 
「お母さん(お父さん)の言うことは、信用できない」等
 
後々、親子の信頼関係も 失うことに繋がりますので、注意して下さいね。
 

 「嘘」が多いと、孤立する


 
さて、上記のように嘘をつくことが、家庭内で当たり前になってしまうと、善悪の判断基準が まだ未熟な子どもは、無意識に嘘が多くなります。
 
すると、友達同士の会話でも、知らず知らずに嘘をついてしまうため、友達から信用されずに、孤立してしまうんです。
 
例えば、あなたの身近な人間関係で、こんな人はいませんか?
 
・なんにでも「いいね!」と褒める。
・テレビやネットの情報を、自分で考えたように話す。
・自慢話が多い。
・知らないことを、素直に認めない。 等々…
 
こんな会話が多い人を、「本当にそう思ってるの? 嘘つけ!」と、感じることはありませんか?
 
また、あなたはその人と、「仲良くしたい」と思いますか?
 
おそらく、多くの方が「胡散臭い」「信用できない」「面倒くさい」と感じて、距離を置くのはないでしょうか?
 
このように、嘘が原因で 嫌われたり、孤立を招いているのに、「本人が気付いていない」ということは、よくあります。

では、このような場合、どうすればいいのでしょうか?
 


 善悪を わかり易く伝える


女の子 の コミュニケーション 善悪 を 伝える
 
 
まずは、お子さんに、「嘘も優しさだ」と教える前に、親御さんが「善悪を伝えること」が大切です。
 
具体的には、事実や気持ちをわかり易く伝えます。
先程のテストの例でいえば、こんな感じです。
 

「勇気を出して、見せてくれてありがとう。
 隠さずに テストを見せてくれたことが、お母さん(お父さん)嬉しいよ。
 
 ただこの点数は良くないね。
 
 では、もし次のテストで あと5点良くするなら、○○は、これからどうしたら、いいと思う?」等々…


お子さんを受け入れてから、親御さんの気持ち と 善悪を伝えます。
その後、お子さん自身が、自分で考えられるように、接してあげて下さいね。
 
こうすることで、お子さんは、親御さんの気持ち や 善悪を理解し、嘘をつかなくなっていきます。
 
また、「次に何をすればいいのか?」が明確に分かるため、前向きに考えられ、行動的になっていきます。
 
すると、スムーズな会話が取れるようになるので、親友ができたり、いじめを克服することに繋がるんです。
 
心地よい人間関係を作るために、まずはご家庭内から、「相手に伝わる 伝え方」で、コミュニケーションを取っていきましょう!
 
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
 

まとめ
 
1、「嘘つき」と、誤解されていませんか?
2、家庭内で、「嘘も方便」を多用していませんか?
3、優しさのつもりが、子どもを嘘つきにさせている。
4、嘘も優しさだと教える前に、まずは「善悪」を伝える。

 
 

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