素直な性格 を引き出して、
良い人間関係 を 構築する方法
不登校の 女の子の多くは、人間関係に 悩みを持っています。
その中でも、本人の「性格」が災いしてしまい、
友達とのトラブルや、不登校に 発展しているケースは、少なくありません。
そこでここでは、
「性格が、人間関係のトラブルを招く理由」と、
「性格を生かして、良い人間関係 を 構築する方法」をお伝えします。
目次
1.性格が、友達とのトラブルを招く理由
2.性格は、変えられる?変えられない?
3.子どもの性格を変える「環境」と「習慣」とは?
4.素直な性格を引き出す方法
性格が、友達との トラブルを招く理由
友達とのトラブルを招く要因の一つに、本人の「性格」があります。
例えば…
・わがままな性格だから、仲間外れにされる。
・大人しい性格で、いじめられる。
・正義感が強い性格で、友達に疎まれる。 etc…
このように、性格が要因となって、友達とのトラブルを招き、不登校になるケースは多くあります。
でも、これらの性格って、本当に悪いことでしょうか?
どんな性格にも、「良い面・悪い面・グレーゾーン」が存在するのに、多くの場合、悪い部分だけがフォーカスされがちです。
例えば…
・自分の気持ちに正直になれば、傍からは「わがまま」に見える。
・相手を尊重し、聞き上手であれば、大人しく感じる。
・正義を貫くと 対立が多いので、巻き込まれたくないと、友達に思われる。等々…
本当は、その性格だからこそ、良い部分もあるのですが、良い部分の評価は なかなかされないため、「誤解」されてしまう場合が多いんです。
性格は、変えられる? 変えられない?
さて、人の「性格」について、もう少しお話したいと思います。
性格は、大きく分けると 「生まれつきの部分」と 「その後の環境によって作られる部分」の2つで、成り立っています。
性格の中の生まれつきの部分を「気質」といい、
その上に、環境によって「狭義の性格」「習慣(社会)的性格」「役割性格」等ができあがります。
巷ではよく「性格は 変えられない」等と言われますが…
実は、違います。
性格には、「そもそも変える必要のない部分(元々の気質)」と 「変えられる部分」があるんです。
これを分かりやすく言い換えるなら、元々の顔は変えられないけど、メイクの仕方は、変えられる!ということですね。
この事実を踏まえた上で、お子さんの性格が原因で、友達のとトラブルや、不登校を招いている場合は…
「環境」や「習慣」を変えることで、極力 誤解を防いだり、性格を 変えることができるんです!
子どもの 性格を変える「環境」と「習慣」とは?
とはいえ、親御さんの多くが、お子さんの性格 や 習慣だけを変えようとして、失敗してしまいます。
すると、不登校が長期化するだけでなく、その後の お子さんの性格に、歪みを生じさせてしまいます。
では、一体 何を変えればいいのでしょうか?
それは、「親御さんが、お子さんへの接し方 を変えることです!」
子どもにとって、最大の環境とは、「親」です。
そして 習慣とは、「(親の)子どもへの 毎日の接し方」。
つまり、家庭でのコミュニケーションの仕方が 大きな影響を与え、それを友達関係に反映させているのです。
ですので、お子さんへの接し方を、親御さんが変えることが、とても大切です。
また、人間は、他人(自分以外は、全て他人)を変えることはできません。
しかし、自分が変わることで、本人の人生が楽になったり、良くなったりして、周囲の人が良い影響を受け、他人の性格まで変わることは、よくあります。
故に、親御さんは、お子さんの性格 や 習慣だけを 変えようとするのではなく、ご自身の接し方を変えることに、集中して下さいね。
では、その具体的な方法をご紹介します。
素直な性格 を 引き出す方法
不登校のお子さんの多くが、「自分はダメな子なんだ」とか、 「こんな性格の私は嫌われて、生きている価値がない」等と、思い込んでいます。
先述でもお伝えしたように、どんな性格でも、良い部分はあるんです。
ですので、まずは、その良い部分にフォーカスし、
お子さんの「もともとの気質(良さ)」を、親御さんが認めてあげて下さい。
例えば…
・○○(子どもの名前)は、優しい子だね。
・○○は、丁寧に××をやってくれるね。ありがとう。
・○○は、とても素直で、素敵だよ。
・○○は、人を喜ばせることが上手だね!
お母さん、嬉しい♪
・○○は、夢中になることを見つけられる 天才だね! etc…
そして、「あなたは、価値のある素晴らしい存在だよ」ということを、伝え続けて欲しいのです。
こうすることでお子さんは、自分の良さを思い出したり、自己肯定できて、本来の素直な性格が、引き出されて来ます。
すると親御さん自身も、お子さんと接するのが楽になり、不登校解決も、良い人間関係の構築も、スムーズに進むんです!
ただこのような接し方は、慣れない間、親御さんは大変に思ったり、気恥ずかしい感じがするかも知れません。
でも、毎日の積み重ねにより、大変さも 恥ずかしさも、徐々に薄れて 楽になりますから、安心して下さいね。
そして、お子さんの良さを受け入れ、
お子さんと親御さん、それぞれが、良い人間関係を構築していきましょう!
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
まとめ
1、性格の誤解が、人間関係のトラブル や 不登校を招く。
2、環境や習慣により、性格は変えられる。
3、親御さんが 子どもへの接し方を変えることで、子どもの性格が変わる。
4、子どもの気質(良さ)を認めて、習慣化する。