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学校へ行こうとすると、お腹が痛い時の 解決法


学校へ 行こうとすると、お腹が痛い時 の 対処・解決法

 
小学生の 女の子は、不登校になる前に、
「学校へ行こうとすると…、お腹が痛くて、学校へ行けない」という症状がよく見られます。
 
すると、「どうしよう、病院に行った方がいいのかな?」と、親御さんは悩んだり、心配されるのではないでしょうか?
 
ここでは、私の姉のケースを例に
 
「なぜ、学校へ行こうとすると、お腹が痛くなるのか?」という理由と、
「お腹が痛くなった時の 解決法」を お伝えします。
 

目次
1.なぜ、学校へ行こうとすると、お腹が痛くなるの?
2.過剰な我慢から、腹痛を引き起こしていた姉の例
3.ストレス原因を知り、適切な援助を!
4.親子マッサージで、ストレスを軽減!

 


 なぜ、学校へ行こうとすると、お腹が痛くなるの?


 
不登校のお子さんは、学校へ行こうとすると、お腹が痛くなり、学校へ行けないケースが多く見られます。
 
ただこの腹痛、「学校をお休みしていいよ」と、親御さんが伝えると、症状が治まったり、午後にはケロッと元気にしている、なんてこともありますね。
すると…
 
 ・仮病?
 ・それともストレス?
 ・病院は、どうしよう? 等々
 
親御さんは、困ってしまうかも知れません。
 
このような場合、下痢や便秘をしていないか、お子さんに聞いた上で、一度、小児科などの医療機関を受診してみて下さいね。
 
身体に悪いところがなければ、「心因性の腹痛」。
つまり、「ストレスが原因」と考えられます。
 
また下痢や便秘がある場合も
 
 ・食事
 ・生活習慣
 ・精神的なストレス
 
このような原因に注意が必要です。

学校でのお子さんの様子 や 対人関係などを、学校やお友達に相談し、「何らかのトラブルがなかったか」、確認してみて下さい。
 
不登校になるお子さんの多くは、優しく、正義感があるが故に、トラブルがあっても、「お母さん(お父さん)を心配させたくない」と思い、必死に我慢していたり、隠してしまうことが多いんです。
 
そう、例えば私の姉のように…
 


 過剰な我慢から、腹痛を引き起こしていた 姉の例


過剰な 我慢 ストレス 腹痛
 
 
私の姉は、小学4年生のある朝から、腹痛を訴えていました。

しかし、真面目だった姉は、なんとか学校へ行こうとするのですが…
ランドセルを背負い、玄関まで行くと…、トイレに急行!
とても学校どころではありませんでした。
 
心配した母親が、姉を連れて病院で見てもらうと…
「特定の場所が悪いというより、ストレスかも知れません」との診断。
 
それを聞いた母は、姉に理由を聞き出そうとしましたが、姉は「分からない」と言うばかり。
 
そこで、学校へ相談すると…
担任教諭からは、「これといった原因は、見当たらない」との回答でした。
 
そこで仕方なく、しばらくの間 学校をお休みすることにしたんです。
 
すると、お母さんと一緒に、学校のプリントを持って来た友達のBさんから、こんな話が舞い込んで来ました。
 
「担任のY先生は、授業中にラジオで競馬中継を聞いてて、
 突然『ヨシ!行け行け!』とか、『チクショウー!』って、叫んだりするの。
 それがみんな怖くて…。
 だから、○○ちゃん(姉)が、他の先生にそのことを話したら…

『このクラスには、チクリ魔がいる!』って、Y先生が怒って…
 それからずっと先生の機嫌は悪いし、
 クラスの雰囲気も最悪で、私も学校へ行きたくない。」
 
このように姉は、正義感から、担任教諭の授業態度を改めて貰えるよう、他の先生に訴えたのです。
 
しかし、これが裏目となり 担任教諭からはいびられ、更に、クラス全体の雰囲気を 悪化させてしまったことに、責任を感じていたのです。
 

 ストレス原因を知り、適切な援助を!


 
姉のケースは、勇気を出して正しいことをしたにも関わらず、「チクリ魔」と罵られたショックから、友達や両親に相談すると、「またチクった、と思われる」と思い込み、誰にも言えなかったのです。
 
そして、一人で悩みを抱え込んでしまったが故に、過剰なストレスとなり、「腹痛」という身体症状で、表面化したんです。
 
このような例は、
「会社の不正を告発したが故に、リストラされて、うつ状態になった」等、大人の社会でもあることですね。
 
ただ大人の場合は、
 
・法律に訴える
・退職し、転職する
・退職し、起業する 等々…
 
「戦う手段」や「一時的な逃げ道」などの「選択肢」を、考えられます。
 
もちろん、子どもも大人同様、自分の力で選択肢を考えたり、解決することも大切です。
 
しかし子どもは、多くの選択肢を考える勉強中であり、他者の助けを必要とする存在です。
 
ですから親御さんは、お子さんのストレスになっている出来事を、必ず確認してくださいね。
 
その上で親御さんは、学校へ相談したり、理解や具体的な改善を求めることが必要です。
 
加えて、お子さんにも、
「親として、手助けできること」を、伝えておくことが重要です。
 
その際、親御さんにご自宅で行って欲しいことがあります。
それは…
 


 親子マッサージで、ストレスを軽減!


腹痛 対処法 ストレス 解消・軽減
 
 
「親子マッサージ」です。
 
「えっ、マッサージ?」と、
思われる親御さんもいらっしゃるかも知れませんね。
 
そもそも、「お腹が痛い」等の身体症状が現れている場合、姉のように、過剰な我慢をしているため、自律神経のバランスが悪く、身体が緊張状態にある傾向が強いんです。
 
自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、2つのバランスを取りながら、身体を健康に保っています。
 

・交感神経 :運動など「体を活発に動かすとき」に働く神経
・副交感神経:食事・睡眠など「体を休めるとき」に働く神経


自律神経の仕組みは、血液を状況に合わせて適切に流すことと考えられ、血管に巻き付いた状態で、全身に張り巡らされています。
 
そのため、日中活動している時や、ストレスを感じている時は、交感神経が働き、筋肉が緊張して固くなり、血管は細くなります。
 
血管が細くなると、環境の変化にとっさに対応して、栄養や酸素を素早く全身に補給するため、血圧をあげて、血液をシューっと、遠くまで流せるようにしているのです。
 
 
一方、リラックスしている時や休息している時は、副交感神経が働いて、筋肉の緊張がほぐれて柔らかくなり、血管は広がります。
 
副交感神経が働くのは、主に夜の睡眠中。
 
とっさに反応する必要がないので、血液を素早く遠くへ流すことよりも、ゆっくり栄養や酸素を全身に届けて、じっくり体を回復しているのです。
 
しかし、不登校のお子さんの多くは、このサイクルがズレたり、トラウマ的な記憶で、交感神経ばかりが働いてしまい、筋肉も固く、身体が緊張しっぱなしのことが多い。
 
すると、血流も悪く、疲労物質が排出されないので、体調を崩しやすいんです。
 
そこで、親御さんがお子さんに、マッサージをすると、緊張状態だった身体が、徐々に ほぐれて来ます。
 
人間とは不思議なもので、心と身体が繋がっているため、身体の緊張がほぐれると、心の緊張もほぐれるんです。
 
すると、お子さんのストレスは、グッと軽減され、隠していたことや、我慢していたことを、徐々に話してくれるようになりますし、自律神経のバランスも改善します。
 
やり方は、とっても簡単!
 
毎晩、お風呂上りに、「簡単なアロママッサージ」をするだけ!
 
女の子は 香りにとても敏感ですから、お子さんの好きな香りのオイルや、クリームを使うと、効果的にリラックス効果が得られます。
 
もちろん、アロママッサージを 難しく考える必要はありません。

お子さんの手足に、ハンドクリームを塗ってあげる要領でOK!
 
オイルやクリームを使い、手足等をマッサージしながら、お子さんの話を聞いたり、他愛のない会話を楽しみながら、緊張を解いてあげて下さいね。
 
こうすることでお子さんは、親御さんの「愛情」と「安心感」を、肌で感じることができ、ストレスが減って、元気を取り戻してくれますよ。
 
すると、親御さんのストレスも、グッと軽減されます!
 
もちろん、毎日となると大変だと思いますが、
お互いのストレス軽減のために、まずは1週間!
チャレンジしてみてくださいね♪
 
そして、不登校を克服していきましょう!
 
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
 

まとめ
 
1、お子さんの腹痛は、ストレスが原因かも知れません。
2、学校でのトラブル、友人関係のストレスは、ありませんか?
3、ストレス原因を知り、適切な援助をする。
4、親子マッサージで、ストレスを軽減させる。

 
 

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