不登校生の 勉強スタイル(方法)の 見つけ方
お子さんが 中学校をお休みしている間、親御さんは、どのように「勉強」をサポートすればいいのか、心配されるのではないでしょうか?
そこで今回は、
不登校生の「勉強スタイル(方法)の 見つけ方」をお伝えします。
目次
1.勉強が手につかない理由
2.勉強に集中できない原因とは?
3.勉強スタイルを見つける2つのポイント
4.勉強スタイルを見つける注意点
勉強が 手につかない理由
お子さんが不登校になると、親御さんの多くは、受験や再登校した時の「勉強の遅れ」を、心配されるのではないでしょうか?
ところが、お子さん自身は 勉強する素振りもなく、ゲームにスマホ、パソコンばかりに夢中なんてことも。
すると、親御さんの中には…
「うちの子は『勉強嫌い』や
『わがまま』で、勉強しないのかな?」
「でも、受験もあるし…」
などと焦りを感じて、なんとか「勉強させよう」と思うかもしれませんね。
でも実は、不登校の子ども達は、とても哲学的で 賢い子が多い!
「心底 勉強が嫌い」という子どもは殆どいませんし、むしろ「勉強したい」。
あるいは、「周囲の期待に応えたいし、学びたい」と思っています。
しかし、さまざまな原因で、勉強に手がつかない場合が多いんです。
例えば…
小学校では良い成績だったのに、中学校へ進学してみると、上には上がいて挫折感を味わった。
それが強い劣等感となり、親御さんの期待にも応えられないので、「できない私は、ダメな子なんだ」と、責めてしまうケース。
また、これまでの生活で、親御さんが常に指示を出したり、何から何まで お子さんを手伝って来た場合。
自らの目標の立て方 や 勉強法の工夫等を、知らずにいるケースもあります。
あるいは、いじめや友達に裏切られた経験、その他の辛い経験(トラウマ)などにより、その記憶がフラッシュバックして、勉強に集中できないケース 等々。
このように、集中できない 何らかの理由が存在するため、勉強が手につかないんです。
親御さんは、勉強に集中できない理由を理解するために、お子さんの話をよく聞いたり、学校へ問い合わせる等して、原因を探ってみて下さいね。
勉強に 集中できない 原因とは?
さて、上記のような理由を、もしお子さんが打ち明けてくれたとしても、残念ながら、「直ぐに 勉強ができるようになる!」とは限りません。
なぜなら勉強は、明確な目的・目標とともに、好きなこと や 興味を引かれる部分が含まれていないと、集中しづらく、続けることが 難しいからです。
親御さんも、ご自身の経験を振り返ってみて下さい。
あなたの趣味やスポーツ、仕事等は、どこかに興味を引かれる部分や、好きなところがあるからこそ、集中して、続けられるのではないでしょうか?
お子さんの勉強も同じなんです。
そこで、勉強に対する集中力と継続力をつけるために、お子さんの興味を引く部分や、好きなことを取り入れ、「お子さんに合った 勉強スタイル」を、見つけることが大切です。
勉強スタイルを見つける 2つのポイント
本人に合った勉強スタイルを見つけるには、色々な方法があるのですが、今回は先述した、 「興味を引く部分」と「好きなこと」という、2つのポイントを考えていきましょう。
【ポイント1】お子さんの興味を引く
・勉強は、タブレット等でも集中できないか、試してみる。
教科書にノートや問題集と、アナログだった今までのスタイルを タブレット等に変化させることで、お子さんの興味を引くことができて、勉強に集中することができるかもしれません。
親御さんの中には、「学習塾 や 家庭教師を…」と考える方が多いようですが、大金を駆ける前に、まずは、家庭でできる方法から 試してみて下さいね。
【ポイント2】好きなことを含める
・ゲーム感覚で学べる 学習ソフト や アプリを試す。
子ども達の多くは、ゲームが大好きです。
ですから、学習用ソフトやアプリ等も、ゲーム感覚で学べるシステムを既に採用しています。
難しい問題や暗記も、遊びを交えて楽しく学ぶことで、集中力を養い、自然と知識を身に付けていくことができる仕組みです。
また、「すぐに飽きてしまう」という場合でも、さまざまな学習ソフトがありますので、お子さんの様子 や レベルを よく観察しながら、試してみることをお勧めします。
勉強スタイル(方法)を見つける 注意点
いかがでしたか?
親御さんの中には、「もうとっくに、色々と試しているのに?!」と思われた方もおられるかも知れませんね。
そのような場合は、 「結果が出るには、一定期間の反復が必要」と、お考え下さい。
そもそも勉強に集中できるようになるには、「勉強しなさい!」と言われなくても、「自ら学習する習慣」を身に付ける 積み重ねが必要です。
この「学習習慣」は、個人差はあるものの、 およそ21日~1ヶ月間といわれていますから、ある程度の時間がかかります。
「勉強させよう」と、あれもこれも一度に色々な方法を試すのではなく、一定期間(約1ヶ月)は、一つの方法で行ってみては、どうでしょう?
それでももしお子さんに合っていない場合は、お子さんとよく話し合い、ハードルを下げたり、別の方法を試したりと、次の改善策に切り替えて下さいね。
いずれにしても親御さんは、「自分に合った勉強スタイル」を、お子さんが見つけられるよう、継続的なサポートをお願いします。
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
まとめ
1、親御さんは、勉強に集中できない理由を理解する。
2、人間は、興味のないものには 集中できない。
3、お子さんの興味を引く、好きなものを含めて、勉強方法を工夫する。
4、勉強を習慣にするため、約1ヶ月は一つの方法で行う。