子どもの才能の見つけ方
お子さんが不登校になると、親御さんは「この子は、この先、一体どうやって生きていくのだろう?」と、将来を心配されるのではないでしょうか?
実は、不登校のお子さんは、凄い才能の持ち主なのです!
そこで今回は、「子どもの才能の見つけ方」をお伝えします。
目次
1.不登校の子どもが持つ、才能とは?
2.好きを伸ばすと、将来が見えて来る
3.才能を伸ばすために、親御さんができること
4.才能を見つけ、伸ばす時の注意点
不登校の子どもが持つ、才能とは?
「子どもの才能」と聞いても、親御さんの中には…
「うちの子は勉強もしないし、家でゴロゴロしていて、やっていることといえば、漫画に テレビに YouTubeと ゲーム。遊びほうけているだけ」と思われるかも知れません。
でも、お子さんをよくよく観察していると…
絵が好きだったり、音楽が得意だったり、実際に漫画を描いていたりと、必ず 得意なことや、好きなことを持っているものです。
もしお子さんがゲームしかやっていなくても、長時間ゲームに没頭していられるのなら、それは「集中力がある」ということ。
これは、とても素晴らしい才能です。
なぜなら、大人も子どもも、勉強や仕事に 一番必要な能力は、「集中力」だからですね。
ですので親御さんは、「私は仕事と家事で大変なのに、好きなことしかしないで、ずるい!」なんて嫉妬せずに、お子さんが普段、何気なくやっている行動に、目を向けてみて下さいね。
すると、意外なお子さんの才能が見えて来ますよ。
好きを伸ばすと、将来が見えて来る
さて、よく「好きこそ物の上手なれ」なんていいますが…
人間は、自分が好きなことや、興味を持ったものから、やってみて、それを続けることで、楽しさや悔しさ等、多くを学びます。
その中でも、楽しさを知ることは クセになり、やらないと物足りないくらいになったら…、それは、もう本物の才能!
もちろん、親御さんから見たお子さんの好きなものは、将来 役に立ちそうもなかったり、夢を見るだけの 現実味がないようなことかも知れません。
しかし、お子さんは遊びながらも、自分に吸収できるものを探していたり、自分の内面と向き合い
「人の役に立つために、自分は何ができるのか?」
「何が向いているの?」等々
深く悩んでいることが、殆どです。
そして、この深く悩むことで、色々な想像(創造)を膨らませることにより、「考える力」が付いて、好きを才能に変えているのです。
例えば、発明家のエジソン。彼は変わり者とされて、学校に見放された経験の持ち主です。
しかし、悩む経験や試練があったからこそ、研究に没頭し、人より優れた発明の才能を発揮できたのです。
また、不登校の体験をしたからこそ、子どもの気持ちが分かる 不登校支援者になった方は、現在、数多く存在します。
つまり今は、お子さんの好きが、将来の職業に繋がっている と思えなくても、心配する必要はありません。
それよりも大切なことは、好きを極め、伸ばすこと。
好きを極め、伸ばすことで、「あ、私は物語が好きなんだな」「私は、このゲームの絵が好きなんだ」等、さまざまな視点が見えてくるのではないでしょうか?すると…
・物語が好きなので、それを伸ばし、小説家 や 脚本家になる。
・絵が好きで 毎日描いて、イラストレーター や 美術の先生になる。
・ピアノが好きで、ピアニストもいいと思うけど…、ピアノの先生の方が、私には合ってる。等々
このように、お子さんの将来の可能性は、大きく広がっていることが、分かると思います。
そして、この可能性を実現するために、親御さんは、お子さんの好きを伸ばして、才能に変えてあげてくださいね。
そうすることで、不登校は乗り越えられますし、その後の人生も、大きくプラスに転じます。
そのために、親御さんが今できるサポートとは…?
才能を伸ばすために、親御さんができること
親御さんが、お子さんを信じて、才能を伝え続けてあげることです。
「えっ、そんなこと?」と思われるかもしれません。
しかしお子さんにとって、親御さんが信じて伝える言葉には、根拠などなくても 十分 信頼できる力があります。
【例】
「○○は、集中力があるね」
「○○の絵は、色使いが本当に素敵!」
「○○の音は、人を引き付けるね」等々…
お子さんの才能を伝えて、親御さんが 心から信じ切る。
すると お子さんは、自分の才能に目覚め、自信を持つことができ、お子さん本来の才能を開花させていけるのです。
もちろん、実際に大変な思いをして、日々続けるのは、お子さん本人です。
そのため、ぐずったり、やめたい、と思うこともあるでしょう。
また、才能を磨くための技術的な指導や、芸術的なものは、専門家や第三者の協力も必要になります。
しかし、親御さんが 今すぐできることから始めていくことが大切です。
才能を見つけ、伸ばす時の注意点
最後に、お子さんの才能を見つけ、伸ばす時の注意点を、今回は2つお伝えしますね。
1、期待ではなく、信頼すること。
2、上手くできなかった時こそ、受け入れる。
1、期待ではなく、信頼すること。
「うちの子には、○○な才能があるな」と、親御さんが気づいても、その才能に期待をかけ過ぎれば、お子さんにはプレッシャーです。
期待というのは、他人に依存した願望です。他人(子)が思い通りに動くことを望んでも、それは叶いません。
ですので期待ではなく、お子さんの才能を信じ切る、信頼関係を築いていきましょう。
2、上手くできなかった時こそ、受け入れる。
お子さんが夢に向かって挑戦する時、必ず失敗 や 挫折などを経験します。
すると、本人はショックですし、「応援してくれた親に申し訳ない」「もう傷つきたくない」「やめたい」と思うこともあります。
そんな時に…
「ほら見たことか!
夢を叶えられる人間は、ほんの一握りしかいないんだよ!」
「全然 ダメじゃん」
「才能ないんじゃないの?」等
このような接し方は、傷に塩を塗る行為ですので、やめて下さいね。
それよりも まずは、お子さんの辛い気持ちや感情を、受け入れてあげる。
「悔しかったね」
「大変だったね」
「失敗してもいいよ。
また一緒に頑張ろうね!」等々
お子さんが上手くできなかった時こそ、親御さんが味方となって、お子さんの気持ちや感情を受け入れてあげることが、何より重要です。
そして、お子さんの好きを、心から応援してあげて下さいね。
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
まとめ
1、お子さんの好きなことは、何ですか?
2、お子さんが自らやっていることは、何ですか?
3、お子さんを信じて、才能を伝える。
4、期待ではなく、信頼すること。
5、上手くできなかった時こそ、受け入れる。