高校生の不登校
 

HOME | 高校生の不登校 | いじめ | いじめによる 不登校、「高校への対応の仕方」

いじめによる 不登校、
「高校への 対応の仕方」


いじめ 不登校 学校対応

 
高校生の女の子の 不登校 理由の一つに、「いじめ」があります。
 
お子さんが いじめられていた事実を知れば、
親御さんはショックだったり、子どもを守りたい一心でも…
「高校へは、どう対応すればいいの?」と、思われるのではないでしょうか?
 
そこでここでは、
 
いじめが理由で 不登校になった場合、
親御さんが行う「高校への 対応の仕方」を お伝えします。

  

目次
1.高校での事実確認は、必須!
2.学校へ、具体的ないじめ対策・改善を求める
3.不登校といじめを克服する環境作り

 


 高校での 事実確認は、必須!


 
まず、いじめは、自殺を招くこともある問題です。
 
そのため、お子さんから、いじめの相談を受けた親御さんは、真剣にお子さんの話に、耳を傾けて下さい。
 
もちろん、その内容を聞き、
「うちの子をいじめるなんて、許せない!」と思うことは、子を守る親として、当然のことだと思います。
 
ですので、「いじめ」というストレスから、お子さんを一時的に守るために、学校を休ませてあげることが必要です。
 
また、お子さんに初めて相談を受けたり、少し話を聞いた段階では…
「いじめは、無くならないから、もう少し頑張りなさい!」等と、いきなりお子さんを、叱咤激励しないで下さいね。
 
これは、「逆効果」です!
 
なぜなら、いじめ相談を親御さんにする段階で、既に お子さんは、窮地に追い込まれている状態が多いからです。
 
勇気を出して、やっとの思いで相談しても、
いきなり突き放されては、「誰も分かってくれない…」と、思い込んでしまいます。
 
もちろん、親御さんの中には、
 
・どんな困難も、自分の力で乗り越えて欲しい。
・子ども同士の喧嘩に、親の出る幕ではない。
・逃げたら、ずっと逃げる人生になる。 等々
 
このように、考える方もおられます。
 
しかし、お子さんに何かあってからでは、遅いのです。
 
あなたは、いじめによる自殺遺族の方が、口々に語る
こんな言葉を知っていますか?
 
「そんなに悩んでるとは、思わなかった。
 あの子は、ちゃんとサインを出していたのに…
 あの時、もっと真剣に話を聞いていれば良かった…」
 
あなたには、こんな後悔をして欲しくありません。

まずは 親御さんが、担任の先生 や お友達に話を聞いて、いじめや体罰・暴言等がなかったか、「事実確認」を必ずして下さいね。
 


 学校へ、具体的ないじめ対策・改善を求める


学校へ 具体的な 対策・改善 依頼
 
 
次に、いじめ・体罰・暴言が認められた場合、
学校へ「具体的な いじめ対策」を、求めて下さい。
 
その際、「水掛け論を防ぐため、録音をしたい」と伝え、ボイスレコーダー等で、録音することをお勧めします。
 
そして、親御さんから、次のように伝えては、いかがでしょう?
 

いじめ対策・改善の要求例
 
「子どもは、しばらくお休みさせて、
 家庭でのケアは、親である私(達)がします。
 ただ今後、このようなことがないように、
 学校としても、いじめ対策の具体的な改善をお願いしたい」等々…

 
担任教諭に協力を求めて下さい。
 
その際、被害事実の証拠(あれば)を提示したり、
・今週中に、加害者からの聞き取りをして下さい。
・○月○日までに、聞き取り調査の報告をお願いします。
・具体的な改善策を、文書で下さい。等々…
 
ポイントは、「いつまでに、何をして欲しいのか?」を、具体的に伝える。
また 親御さん自身が、「何を持って解決とするのか?」を明確にしておくこと。
 

【例】
・加害者が特定された場合、本人からの謝罪が欲しい。
・今後、被害者及び、他者に報復しないことを約束して欲しい。等


但し、教師も人間です。
生徒と真摯に向き合っていても、いじめを防げない場合もあります。
 
また、さまざまな事情や保身により、話し合いが進まない場合もあります。
 
もし担任教諭の協力が得られない場合は、
「学年主任の先生、教頭先生、校長先生を交えて話しがしたい」と伝えて下さいね。
 
また、「親バカと言われようと、構いません。
子どもの命を守るためなら、教育委員会・(私立高の場合は)都道府県の私学課に訴える用意がある」等々…
 
親御さんの覚悟を伝えて下さい。
 
【※注意】上記の際、親御さんは、必ず手順を守って下さいね。
(担任教諭 → 学年主任・教頭・校長先生 → 教育委員会・都道府県の私学課)
 
順を追わずに訴えても、学校のリスクが大きくなり過ぎて、協力が得られない。
また、高校は 義務教育ではありませんので、退学を迫られる場合もあります。

もちろん、お子さんが 退学を望んでいたり、
親御さんの中には、「モンスターペアレントと言われるのではないか?」と思われるかもしれません。
 
しかし、子どもの命がかかっているのですから、そんなことを気にしている場合ではありません。
 
学校側へ、「今後のために、具体的ないじめ対策が欲しい」と、きちんと親御さんの意思を伝えて下さい。
 
また、先述しましたが、高校は 義務教育ではありません。

もし話し合いで 折り合いがつかない場合は、
転校・編入・通信制・高認・就職 等の選択肢を、視野に入れて下さいね。
 


 不登校 と いじめを克服する 環境作り


 
最後に、いじめを克服するには、
「学校」と「家庭」、両者の「環境改善」が必要です。
 
そのため、いじめ対策を 学校へ求めることは重要ですし、再登校の時にも、その効果が発揮されます。
 
ただ いじめは、学校だけの問題ではなく、
家庭でのケアや改善が無ければ、再登校できるようにはなりません。
 
なぜなら、いじめのトラウマに悩まされ、その克服方法を知らなければ、お子さんの恐怖は、ずっと続いてしまうからです。
 
また 不登校は、子育ての問題でもあります。

つまり、お子さんが辛い経験を乗り越え、夢や目標に向かっていけるよう、「家庭でのケア」と「社会(学校)で生き抜く術」を学び、身に付けていく必要があるんです。
 
そのために親御さんは、お子さんの「一番の味方」になってあげて下さいね。
 
そして私と一緒に、いじめ と 不登校を 克服していきましょう!
 
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
 

まとめ
 
1、いじめや体罰、孤立の事実確認をする。
2、学校へ、具体的ないじめ対策・改善を求める。
3、親御さんは、お子さんの一番の味方となる。

 
 

この記事の後によく読まれています
Ranking
最近の投稿