勉強が 理由(きっかけ)の 不登校 対策
女の子の不登校 理由は、お子さん本人は、分からないことが多いんです。
そんな時、親御さんは、「えっ、なんで?どうして?」と困惑され、お子さんに色々話を聞くと…
「勉強についていけない」「勉強が嫌い」「勉強が苦手」という場合があります。
そこでここでは、
「何故、勉強ができないと、学校へ行かないのか?」という理由や
「勉強が理由(きっかけ)の 不登校 対策」をお伝えします。
目次
1.何故、勉強ができないと、不登校になるの?
2.家庭でできる 不登校生の勉強対策
3.お金をかけずにできる!勉強に集中する環境作り
4.勉強のBGMが欲しい時は?
何故、勉強ができないと、不登校になるの?
冒頭でもお伝えしましたが、不登校の理由(きっかけ)に、「勉強についていけない」や「勉強は嫌い」「勉強が苦手」という場合があります。
親御さんの中には、
「え、そんなことで?」と思われたり、
「まだ小学生なのに…(涙)」と、ガッカリしたり。
あるいは、「できないからこそ、学校へ行って勉強するんじゃないの?」と考え、より不登校を 不思議に思うかもかもしれません。
しかし、下記のような場合、お子さんの立場はどうなるでしょうか?
・先生に質問されて、答えられない。(みんなの前で恥をかく)
・宿題が全く分からなくて、提出できない。
・有名私立へ入学したものの、思っていた成績結果が出ない。
・ご兄弟(姉妹)と比べられ、周囲をガッカリさせてしまう。
おそらく学校の先生に叱られたり、クラスメイトに見下されたりと、クラスで浮いた存在に…。
そして帰宅後は、親御さんの期待に応えられず、ガッカリさせてしまいます。
すると、「恥ずかしさ」や「プライド」、「申し訳なさ」等の複雑な気持ちが混じり合って、「劣等感(コンプレックス)」や「自己嫌悪」に苛まれ…
「勉強ができない私は、ダメな子なんだ…。
高いお金を払って、塾や習い事、学校へ行かせてもらってるのに、私は親に心配や迷惑をかけてしまう。
もうこれ以上、お母さん・お父さんを傷つけたり、悲しませたくない」
と健気に思い、自己否定 や 自分を責めて、「誰にも相談できない」と、自分の殻に閉じこもるしかありません。
その結果、勉強だけではなく、人間関係にも影響が出てしまい、「孤立」や「いじめ」に発展しているケースもあるんです。
これを、主婦で例えると…
家族に喜んで貰おうと、一生懸命作った食事。
しかし、子どもは「これ嫌い」と食べ残し、
旦那様は、「外で食べる」と、毎日のように言われてしまう。
こんな状態だったら、食事を作る気力を失ったり、夫婦の仲も上手くいきませんよね。
まずは、親御さんが、お子さんの様子を学校へ問い合わせたり、お友達に聞く等して、事実確認をして下さい。
そして、もし「いじめ」が認められる場合は、学校へ、「改善策」や「協力依頼」を、具体的に求めて下さい。
同時に、ご家庭で簡単にできる改善策から、始めることも必要です。
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
※学校へのいじめ対策等は、下記の記事を参考にして頂き、今回は、ご家庭でできる改善策をお伝えします。
いじめによる不登校、「小学校への 対応の仕方」
家庭でできる 不登校生 の 勉強対策
不登校・いじめの要因(きっかけ)が、「勉強」ならば、お子さんは、勉強に集中できないのかもしれません。
もしこのような場合、親御さんは、 「勉強に集中できる 環境を作ること」が必要です。
「環境」というと、親御さんの中には、「塾」や「家庭教師」「一人部屋」等を、思い浮かべる方が多いと思います。
でもその前に!
まずは、お金をかけずに、今すぐできる改善策から 始めていきましょう!
お金をかけずにできる! 勉強に集中する 環境作り
勉強に集中するために 必要な環境の一つは…
「静かなこと」です。
現在、お子さんが勉強している場所は、静かでしょうか?
これは、お子さんだけの「自分の部屋」を持つ、という話ではなく、現在のご家庭の状況に合わせて考えて頂けたら、と思います。
ご兄弟(姉妹)と相部屋、リビングやダイニングキッチン等でも、今までお子さんが勉強する時は、雑音のない静かな状態になっていたでしょうか?
もしラジオやテレビをつけっぱなし、という状態なら、それらは消して、静かな環境を作りましょう。
また、ご兄弟(姉妹)がいるようでしたら、同じ時間に宿題を済ませたり、読書等、それぞれが自分のやることに集中するよう、お願いしてみる。
(※他者の勉強の邪魔をしてはいけないことを、教える)
幼いご兄弟(姉妹)の場合は、親御さんがご兄弟(姉妹)の相手をし、お絵描きをする等、工夫してみて下さいね。
もし勉強しなければいけない子が、兄弟姉妹が親御さんと遊んでいるのを、羨ましく感じてしまい、一緒に遊ぼうとするようなら…
「今は、○○ちゃんにとって、何の時間かな?
(お子さんの答えを待つ)
そうだよね。
今は、勉強する時間って決めたよね。
じゃあ、問題集 〇ページやったら、
今度は、○○ちゃんの遊ぶ時間ね♪
それまでは、勉強、頑張ろうね!」等々
このように、「自分は今、何をする時間なのか」を明確にし、終わったら遊んだり、親御さんが お子さんの頑張りを 認めてあげるようにして下さい。
親御さんに認められることで、お子さんの心が満たされれば、徐々に 集中力が身に付けていきますので、安心して下さいね。
あ、そうそう!
集中力を身に付けるためには、「勉強しなさい」「宿題しなさい」と、親御さんが、口うるさく号令をかけるのは、厳禁です!
これをやってしまうと、後々、
号令がないと動けない「指示待ち人間」に育ってしまいますので、注意して下さいね。
勉強中の BGMが欲しい時は?
とはいえ、全く音がない空間は「苦手」「緊張する」という、お子さんもいるかもしれませんね。
そんな時は、BGMとして小さく音楽を流しておくことをお勧めします。(ヘッドフォンでもOK!)
但しこの場合は、 “ 歌詞のない音楽にすること”。
歌詞のある音楽は、歌声に気を取られたり、言葉の意味を考えたり、感情移入したりして、集中力を奪います。
特に、お子さんの好きな曲ほど、一緒に歌ってしまったりして、勉強には向いていません。
好きな曲は、休憩時間に取っといてもらいましょう。
そして、 人が集中している時に出る「α波が出やすい音楽」を、勧めてみてはいかがでしょうか?
【α波が出やすい音楽】
・クラシック
・自然音
・ヒーリングミュージック
中でもモーツアルトの曲は、京都大学と米ハーバード大学の共同研究において、「集中力を高める効果がある」と報告されていますから、ご家庭で試してみてはいかがでしょう?
雑音のない集中できる環境を作って、お子さんが勉強をしてくれたら、必ず「頑張ってるね」とか、「頑張ったね」と認めてあげて下さいね。
また、ご兄弟(姉妹)がいる場合も、それぞれ頑張っていますから、一人ひとりの頑張りやプロセスを認めてあげる。
こうすることで、
「お姉ちゃん(お兄ちゃん)だけ、ズルい!」とか、
「妹(弟)だからって、ズルい!」等々…
兄弟・姉妹間の劣等感を軽減することができます。
静かな環境で、少しずつ「学習習慣」を身に付け、不登校を解決していきましょう!
最期まで お読み下さり、ありがとうございました。
まとめ
1、いじめがないか、事実確認をしっかりする。
2、勉強場所は、静かですか?
3、勉強に集中できる、静かな環境を作る。
4、BGMは歌詞のない音楽にし、子どもの頑張りを認める。